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こんばんは。ponponです。
現場で何千回と体罰を与えてきた者としてJakaさんの
>言い訳をする高校生をひっぱたきました。
>なんですか、俗に言う体罰禁止の人柄の人はダメですね。
>体罰無しに教育や育児は出来ないと思います。
>ま、なんにせよ体罰は必要です。
の発言には引っかかっていました。
いろんな考え方はあろうかと思いますが、私は体罰肯定派でも否定派でもない
中途半端なところにいます。
以前は肯定派でした。
勿論、谷さんが言われるように
> 1.体罰を与える側に、体罰に対する目的意識があるかどうか
> 2.体罰を与える側と受ける側との間に、それなりの信頼関係があるかどうか
>
このように考えていましたし、
ichinoseさんの言われるように
>条件としては、体罰を与える相手に対して、愛情があるか否かですね!!
>私は、私の子供に体罰を与えることがあります(ひっぱたいたことも廊下にたたせたり・・・)。
>愛情があれば、たたく手は、自然と加減されます。よって、怪我などさせることはありません。
>
「この子のためを思って」なんて考えていました。
実際に、体罰の結果、嘘から嘘で固めた子どもを親の前で正直に反省させ、
感謝されたこともありましたし、けが(昔はよく鼓膜を破った人がいた)をさせたこともありません。
同窓会では、子どもたち(もう30過ぎのおっさん、おばさんですが)が、よく先生には殴られた・・・、こんなこともあった。あんなことしてげんこつ食らった・・・などと酒の肴に話すことも多いです。
私の中にも一応明確な基準があるのは確かなんですが、
1.ほとんど毎日宿題を忘れる。人にちょっかいを出す。いたずら。
この程度は、口でたしなめる。軽くこづく程度。
2.他の人に対する嫌がらせ
あまりにしつこいと拳骨
3.非人間的な行為、いじめや人を陥れる行為
これはもうビンタですね
これらは、法律で定められた明らかな体罰で、してはならないと禁じられています。
さらに、身体的苦痛のみならず精神的な苦痛も禁じられています。
私たち教職員には、懲戒権というのが一応あるのですが、精神的にも身体的にも苦痛を与えたらいけないのでは、もうお願いするしかないのが実情です。
最近子どもは、言うこともすることも大人顔負けなことが多いので・・・・
でもねぇ・・・
子どもを殴るときの自分を振り返ると、「人ととして許せない」とむかっ腹をたてているだけのような気がするんですよ。「我が子だったらこんなもんではすまないぞ」って気持ちでいっぱいなんです。
>愛情
や
>信頼関係や目的意識
なんて、あるんでしょうが、「人として絶対に許せない」という気持ちでいっぱいなんです。
谷さんのいう
>「殴るやつほどかわいがる」
この通りなんです。「どうでもいい」と思ったら、殴りはしませんもんね。
最近は、見て見ぬふりする教師委も多く(特に若い優秀な人?偏見かな・・)
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てな訳で
私は体罰肯定派でも否定派でもない
中途半端なところにいます。
と、言いつつ明日も子どもと格闘の日々です。
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