|
ponponさん、谷です。
> ところで、谷さんのブログとても役に立ってます(仕事上)
見てくださっていて、ありがとうございます。
ぜひ、みなさんに宣伝してください。 ^_^
今度書こうと思っているのですが、先にこっちに書いちゃえ。
>今子どもたちのコミュニケーション能力について研究してるのですが、
>子どもたちの前に先生方のコミュニケーション能力の方が・・・
コミュニケーションは、何のためにするのでしょうか。
別の書き方をしましょう。「人と人とのコミュニケーション」によって、得られるものは何でしょうか。
私は、コミュニケーションは、「単純なコミュニケーション」と「濃密なコミュニケーション」とに分けられると思っています。そしてなにより重要なことは、「単純なコミュニケーション」の大切さとその限界を知ることだと思っているのです。
私は単純なコミュニケーションによって得られるものは、「自分と相手との(立場や持っているもの、考え方などの)ギャップを知る」ことだけだと思っています。いいかえれば、自分と相手とのギャップを知ることだけが、唯一「単純なコミュニケーション」が持っている能力なのだと思っています。
相手を十分に知るために、聴く。
自分を十分に知ってもらうために、話す。
そしてこのふたつが十分に行われて初めて、自分と相手とのギャップがわかるのです。と同時に、自分と相手との共通点もわかります。
単純なコミュニケーションは、たったこれだけのことしかできないのです。
しかし、これが成立しなければ、その後に控えた「濃密なコミュニケーション」ができません。
濃密なコミュニケーションとは、議論だったり、愛のささやきだったり、説得だったり、問題解決のための会議だったり、何かを教えることだったり、さまざまです。しかしいずれにしても、濃密なコミュニケーションは、単純なコミュニケーションによって得られた共通点をより深いものにしたいとか、ギャップを埋めたいとか、そういった欲求があって初めて成り立つものです。こうした欲求がなければ、挨拶だけだってコミュニケーションは成立するし、それ以上のものを相手に求めないでしょう。
コミュニケーションが下手な人たちは、この「単純なコミュニケーション」と「濃密なコミュニケーション」との区別とか、コミュニケーションがこうした段階を踏む、ということを理解しておられないような気がします。
そもそも「単純なコミュニケーション」を十分交わそうとしません。自分のことは主張するのに、相手のことはあまり聴こうとしない人が多いように感じます。相手のことを聴かないと、自分と相手とのギャップを知ることはできません。ギャップを知ることができないうちは、絶対にそのギャップを埋めることなんてできません。なのに、単純なコミュニケーションを十分交わさないうちにいきなり問題解決しようとして失敗したり、相手に自分のことをよく理解してもらっていないうちに愛のささやきに走ったり(ストー●ー?)して、失敗するんです。
まずは、自分から。単純なコミュニケーションを、十分交わすように心がけましょう。そのためには、4つのことを積極的に行うことです。
1.あいさつ
2.笑顔
3.褒め言葉
4.あいづち
これだけでも、単純なコミュニケーションは変わるはずです。
ああ、ブログ的になっちゃった。
|
|