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Jaka さん、谷です。
ホント、おひさしぶりです。
>ADATA(こんな感じの中国の会社)の 35ギガのUSBメモリを買った。
>実際の容量は、30.1ギガしかなかった。
>
>しか〜し、35ギガで実質30.1ギガしかないのは我慢できない。
>2、3年前だと思うが、4ギガのUSBメモリを1万4千ぐらいで買った事がある。
>5ギガ近く少ないのは許せない。
>
>食料品などの過大表示は話題になるのに、ことPC機器に関しては、
>全く話題にならないのが不思議だ。
>アメ公社会の物だからなのか?
>なんにしてもインチキ表示だよな〜。
>こんなんがまかり通る社会って...。
残念ながら、これはインチキでも、過大表示でもありません。
ハードウェアベンダーの通念と、ソフトウェア業界の表現方法が異なることが原因です。
ハードウェアベンダーがいう「35GB」は、つまりは 35000000000 バイトのことをさしています。つまり、単純に 35 の 1ギガ倍です。「1km = 1,000m」と同じ感覚で、いわば「一般的な感覚」です。
一方ソフトウェア業界、いやコンピュータ業界ではたいてい、1GB は 1024MB であり、1MB は 1024KB であり、1KB は 1024Bytes です。これはこれで「コンピュータ業界ではフツーの表現」です。
したがって 35000000000 バイトは、
35000000000 ÷ 1024 ÷ 1024 ÷ 1024 = 約 32.5GB
だということになります。
これを Windows でフォーマットすることになりますが、フォーマットすることで管理領域がとられ、実際にデータを格納することのできる領域はさらに小さくなります。実際にデータが格納できる領域が、30.1G だということでしょう。
「1キロバイトは 1000バイトか 1024バイトか」という混乱は、今でも根強く残っています。そのため、「1000バイトを 1KB(キロバイト)、1024バイトを 1KiB(キビバイト)と呼ぼう」という運動がおきましたが、あまり広まりませんでした。
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