|
つんさん、BOTTA さん、「昔の人」谷です。
>私は、どちらかというと、コメントは「うざい!!」って思うほど、
>入れまくっております(笑)
確かにそうしないと忘れてしまいますね。
>いや、Remステートメントでショックだったのは、
>私は、VB/VBAでは、コメントは「’」しかないと思いこんでいたからなのですにゃ。
そこで、補足。
昔、Visual Basic さえ存在しなかった頃(つまり、BASIC と呼ばれるプログラミング言語だけが存在していた頃)のお話です。
その頃、コメントを表すステートメントは「REM」でした。
逆にいうと、REM 以外に、コメントを表す方法はなかったのです。
昔はこれでも十分でした。
しかし、コンピュータがだんだん高度になり、プログラムコードがより複雑になる(BASICがだんだん進化して、より複雑なコードが書けるようになる)と、「文の途中にコメントをいれたーい!」というニーズが出てくるようになりました。
昔は、
10 REM ここはコメント
20 IF I > 10 THEN GOTO 40
このようなコメントはかけましたが、
20 IF I > 10 THEN GOTO 40 REM ここはコメント
このように書くとエラーになっていたのです。
そこで、1980年頃から、「文の途中からでも始められるコメント」として、ステートメントではなく、記号の「'」が機能として追加されたのです。
20 IF I > 10 THEN GOTO 40 ' ここはコメント
このような書き方が許されるようになったわけです。
やがてマイクロソフトが、BASIC を拡張した Quick Basic を登場させました。
この Quick Basic から、「行番号」が必須ではなくなりました。
すなわち、古い時代の BASIC では、コードの実行順を示す「行番号」が必須だったのです。
>そういえば、そのとき「Letステートメント」っちゅーものもあると聞いて、これまたビックリ!でした。
Let ステートメントも、その時代のものです。
今でこそ
I = I + 10
という書き方が許されていますが、昔の BASIC ではこれはエラーになりました。
こう書かなければならなかったのです。
LET I = I + 10
LET は「計算しなさい」というステートメントで、現在では「完全省略可能ステートメント」という定義になっています。
>>VBAコードのなかにも、同じ効果を得るためにはいろいろ
>>な方法がありますが、個人で使うぶんには一つ知っていれ
>>ば充分。まして、そのもの自体の名前など知らなくても、
>>使えていることはよくあることで、何らショックを受ける
>>ことではないと思います。
自分が書いていたコードよりも、よりエレガントで高速でわかりやすいコードを見つけると、私もショックを受けることがあります。
逆に、そのたびに勉強させられるわけです。
だからこのサイトはやめられません。
>私も、「Rem」を知ったからといっても、これからもコメントは「’」
>にすると思いますわ(笑)
いや、それでいいと思いますよ。^^;
追伸 いまや化石となった、MS-DOS 時代には、MS-DOS に様々な命令を実行させる
「バッチファイル」というものが存在していました(今でもあるけど)。
バッチファイル中では、コメント行はやはり「REM」を使います。
REM のかわりに、「'」ではなく「;」を使うことも可能です。
|
|