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てる吉さん、谷です。
>>別に「だらし」「無い」では「無い」のですね。
>
>じゃあ「だらしのない」とか「だらしがない」は使い方が"間違って"いるのですか?
そうです。文法上は、間違いです。
しかし文法にこだわると、「だらしない」そのものも間違いになります。
なにせ「だらし」という言葉は無いのですから。
「しだら」を形容詞化した「しだらない」が、近年変化して「だらしない」になったわけですが、これも変化した当初はおそらく「言葉の乱れ」と考えられていたことでしょう。しかし圧倒的多数の人が「だらしない」を使うようになり、結局認めざるをえなくなり、ついには辞書にも載る、ということになるわけです。
従って「だらしがない」は文法上明らかにまちがいですが、誰もが違和感なく使い、誤解なく意味が通るのであれば、それはもう「言葉がそう変化した」と認めなければならないでしょう。
>このような日本語の微妙な表現の違いをどうやって外人に説明しようか、
>外国の日本語の教師はどう教えているのか?
>・・・ふと、思うことがあります。
文法を気にしだすと教えられません。「おはよう」を「お早いことでございます」の変化だ、と教えることはないですよね。「朝の挨拶だ」と教えると思います。それでいいと思いますよ。
>「しょうがない」と
>「しようがない」はどちらも
>「仕様がない」と書くんですね。
「しょう」は「しよう」が変化したものです。
さらに「しよう」は「するようす」が変化したもので、「仕様」の「様」は「様子」が短くなったものですが、「し」は「する」の活用であり、「仕」は当て字です。
このような「変化」をおいかけていったら面白いのですが、きりがありませんね。
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